大阪市北区の中古マンションが、実際にいくらで成約しているか。直近1年(2025年9月28日〜2026年7月21日)に成約した499件を、築年帯ごとに集計して公開します。公表されている統計は大阪府単位や大阪市全体が多く、区の単位で築年帯まで割った数字は表に出てきません。ご自宅がどのあたりに位置するかを掴むための、実データにもとづく数字です。
01結論——築年が10年進むごとに、㎡単価はおよそ2〜3割下がる
築年帯ごとに㎡単価の中央値を並べると、段差がはっきり出ます。築2〜9年の168.2万円/㎡に対し、築10〜19年は111.7万円/㎡(▲33.6%)、築20〜29年は79.7万円/㎡(▲28.6%)、築30〜44年は56.0万円/㎡(▲29.7%)。10年進むごとにおよそ2〜3割ずつ下がる形です。
一方、1981年以前になると下げ幅は小さくなり(56.0万円/㎡→45.3万円/㎡・▲19.1%)、下げ止まる傾向が見られます。建物の価値が小さくなり、土地の持分と立地で値がつく領域に入るためと考えられます(当社の見立てです)。
| 築年帯 | 成約件数 | ㎡単価(中央値) | 坪単価(換算) | 成約価格(中央値) | 平均専有面積 |
|---|---|---|---|---|---|
| 築0〜1年(2025〜2026年築) | 21件 | 210.5万円 | 696万円 | 14,300万円 | 66.1㎡ |
| 築2〜9年(2017〜2024年築) | 145件 | 168.2万円 | 556万円 | 10,500万円 | 64.0㎡ |
| 築10〜19年(2007〜2016年築) | 134件 | 111.7万円 | 369万円 | 7,790万円 | 59.5㎡ |
| 築20〜29年(1997〜2006年築) | 104件 | 79.7万円 | 263万円 | 5,050万円 | 62.9㎡ |
| 築30〜44年(1982〜1996年築) | 31件 | 56.0万円 | 185万円 | 4,200万円 | 52.7㎡ |
| 1981年以前(旧耐震の可能性) | 64件 | 45.3万円 | 150万円 | 2,315万円 | 62.5㎡ |
※坪単価は㎡単価×3.305785で換算した参考値です。平均は少数の高額物件に引っ張られるため、すべて中央値(真ん中の1件)で出しています。
02この数字の出どころと、除いたもの
母集団は、不動産流通機構(レインズ)の成約情報のうち、大阪市北区・区分マンション・取引種別「成約」に限ったものです。当社が会員として取得した情報を集計したもので、機構が公表する統計ではありません。集計対象は成約日が2025年8月22日以降の500件で、実データの範囲は2025年9月28日〜2026年7月21日でした。
このうち1件(専有76.08㎡が成約価格31万円)は㎡単価0.41万円と明らかな登録誤りのため除外し、499件で集計しています。除外の基準は「㎡単価10万円未満」で、これに該当したのはこの1件だけです。
- 対象期間:2025年9月28日〜2026年7月21日(成約日ベース)
- 対象:大阪市北区・区分マンション・成約 499件(登録誤り1件を除外)
- 単価:成約価格(税込)÷専有面積。バルコニーは含みません
- 代表値:すべて中央値。平均は使っていません
- 築年帯:1981年以前は旧耐震基準の可能性がある区分として分けています
03ご自宅がどこに当たるかの見方
まず築年(建物が建った年)を確認し、上の表で該当する行を見てください。次に専有面積を掛けると、おおよその水準が出ます。たとえば築2005年・専有65㎡なら「築20〜29年」の行で、79.7万円/㎡×65㎡=約5,180万円が目安になります。
ただし同じ築年帯でも幅があります。築20〜29年の499件中104件は、最も低い1件が42.7万円/㎡、最も高い1件が163.1万円/㎡でした。駅からの距離、階数、向き、管理の状態、リフォームの有無で変わるためです。
- 築2〜9年:72.9〜467.0万円/㎡(145件)
- 築10〜19年:52.7〜390.7万円/㎡(134件)
- 築20〜29年:42.7〜163.1万円/㎡(104件)
- 築30〜44年:21.6〜98.3万円/㎡(31件)
- 1981年以前:19.3〜75.2万円/㎡(64件)
04この表で分かること・分からないこと
分かるのは「大阪市北区の中古マンションが、築年帯ごとにどのくらいの単価で成約しているか」の水準です。売り出し価格ではなく、実際に取引が成立した価格を集計しています。
分からないのは、個別の住戸がいくらになるかです。上の幅のとおり、同じ築年帯でも3倍以上の差がつきます。北区は梅田・中之島・うめきた周辺の高額帯と、天満・中津・豊崎などの実需帯が同じ区に同居しているためです。個別の価格は、住戸の条件を見たうえでの査定が必要になります。
- 前年比・上昇率は出していません(年によって集計できた件数が違い、市場の動きと集計量の差を区別できないため)
- 駅別・町丁目別の集計は、件数が十分な範囲で今後追加していく予定です
- 土地・戸建・一棟の相場は別途集計しています
Qよくある質問
Q.大阪市北区の中古マンションの相場はいくらですか?
A.築年帯によって大きく変わります。直近1年の成約499件では、㎡単価の中央値が築2〜9年で168.2万円、築10〜19年で111.7万円、築20〜29年で79.7万円、築30〜44年で56.0万円、1981年以前で45.3万円でした(2026年8月時点・株式会社Jackford集計)。
Q.築年が古いとどのくらい下がりますか?
A.大阪市北区の中古マンションでは、築10年進むごとに㎡単価の中央値がおよそ2〜3割下がる形でした。ただし1981年以前になると下げ幅は約19%に縮まり、下げ止まる傾向が見られます。
Q.この数字はどこから来ていますか?
A.不動産流通機構(レインズ)の成約情報から、大阪市北区・区分マンション・成約に限って株式会社Jackfordが集計したものです。機構が公表する統計ではありません。対象は成約日2025年9月28日〜2026年7月21日の499件で、登録誤りが明らかな1件を除いています。
Q.自宅の価格を知るにはどうすればよいですか?
A.この表は水準を掴むためのもので、個別の住戸の価格は住戸の条件(駅からの距離・階数・向き・管理状態・リフォームの有無)で大きく変わります。同じ築年帯でも3倍以上の幅があるため、実際の価格は査定でご確認ください。
同じマンションの直近の成約と、いまの価格の目安をお出しします
同じ建物の成約事例を調べて、いくらで出せば動くかをお伝えします。大手仲介出身のプロが直接お答えします。無料です(しつこい営業はしません)。
★まとめ
大阪市北区の中古マンションは、直近1年の成約499件で見ると築年帯ごとに㎡単価の中央値が168.2万円(築2〜9年)→111.7万円(築10〜19年)→79.7万円(築20〜29年)→56.0万円(築30〜44年)→45.3万円(1981年以前)と、10年ごとにおよそ2〜3割ずつ下がります。ただし同じ築年帯でも3倍以上の幅があり、個別の価格は住戸の条件を見た査定が必要です。
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の不動産の価格・条件を保証するものではありません。具体的な売却・購入のご検討は、無料査定・ご相談をご利用ください。
